【お知らせ】
こちらの公演ですが、パート2に出演予定だった菊地成孔さんがイベント当日に発熱の為、急遽出演出来なくなりました。その影響により、当初告知していたPART2の出演者と開演/終演の時間、そして内容が変更となっております。楽しみにしていたお客様は大変申し訳ございません。今後の対応についてですが、主催者と鋭意協議中です。こちらチケットご購入のお客様には、またご案内しますので、少々お待ちください。

 

【イベントタイトル】
豪華2本立て! the sign podcast主催イベント「第三回株主総会 5 HOURS」
~「アート/ カルチャー・コンテンツと経済」、「観客と発信者」の関係~

【出演】
宇川直宏、荘子it 、田中宗一郎、三原勇希

 

インターネットが個人をエンパワーメントし、ソーシャル・メディアを通じて個人がメディアとして成立する時代になったと言われるようになって久しい。だが、マーク・ザッカーバーグが提唱したクリエイターズ・エコノミーという概念はアートやカルチャー・コンテンツのクリエイターにモノ作りだけでなく、ソーシャルメディアを通じて常に注目を集めるという役割をも課すことになった。と同時に、そうした彼らの文化/経済活動が何かしらネット上のプラットフォームを必要とする以上、すべてはGAFAMを初めとする大資本の掌にあると言ってもいいだろう。ネットの特性上、そこには「1%の成功者とそれ以外との格差」という構造的な課題もまた横たわってもいる。だからこそ、当イベントの主催であるthe sign podcastを初めとして、そうした現状に意識的な主体は、緩やかで、強制力のない、離脱可能なコミュニティの創出——オルタナティヴな観客/オーディエンスと発信者の関係——を模索しようとしているのかもしれない。だが、そもそもアートや批評とは、言葉が通じることのない不特定多数の他者に語りかけるものではなかったか? おそらく今回のイベント登壇者5名はそれぞれが何かしらの形でこうした問題意識を共有しているに違いない。それゆえ、この限られた空間と時間においては、それぞれの思想や経験則から導き出されたそれぞれの「取り敢えずの態度」を擦り合わせながら、今現在、観客と発信者が直面している問題を乗り越えるためのヒントを探る会話へと発展していくことにになるだろう。ただ、それぞれ3人ずつの持ち時間は2時間半強。こうしたテーマからは逸脱しながら、この組み合わせでしか生まれない、どこにもない特異な空間と時間が生み出されることになるに違いない。是非ご期待されんことを。■宇川直宏(現”在”美術家|DOMMUNE主宰)1968年香川県生まれ。現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの"現在美術作品"と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった他、これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、瀬戸内、佐渡島...と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約12,000時間/200テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。■荘子it (トラックメイカー/ラッパー)1993年生まれ。2019年に1st Album『Dos City』で米ロサンゼルスのDeathbomb ArcからデビューしたDos Monosを率い、全曲のトラックメイクとラップを担当。古今東西の音楽、哲学やサブカルチャーまで奔放なサンプリングテクニックで現代のビートミュージックへ昇華する。台湾のIT担当大臣オードリー・タンとのコラボ曲『Civil Rap Song』や、「HITOSHI MATSUMOTO Presents DOCUMENTAL Season10」のOP曲『王墓』なども手掛ける。最新作である『だんでぃどん feat.筒井康隆』は、作家の筒井康隆とコラボした20分越えの組曲。2022年にはイギリスのblack midiと共にヨーロッパツアーを行った。2023年夏には単独ヨーロッパツアーを予定している。■田中宗一郎(タナカソウイチロウ)編集者、DJ、音楽評論家。広告代理店勤務を経て、音楽雑誌「rockin'on」の副編集長を務めたのち、1997年に創刊された音楽雑誌「snoozer」の編集長を準備期間を含め15年間にわたり務めた。2013年、音楽サイト「The Sign Magazine」の運営参加を皮切りに、ポッドキャスト番組「POP LIFE: The Podcast」、「the sign podcast」の制作・出演など、活動の幅を広げている。著作には宇野維正との共著「2010s」(新潮社 / 2020年)。■三原勇希(タレント/ラジオDJ)愛読していたティーン向けファッション雑誌「ニコラ」のイベント会場にてスカウトされ13歳の時にモデルとしてデビュー。その後tvk「sakusaku」で4代目MCに抜擢されるなど様々な番組に出演を経て、現在は音楽、映画、スポーツ、ライフスタイルと多才に発信し、ラジオパーソナリティや番組MCを多く務める。ありのままを発信するSNSでは共感を呼びフォロワーも5万人を超える。環境問題やジェンダー問題への関心が高く勉強中
(全チケット3種類)
▶パート1&2通しチケット¥4,000配信時間パート1 14:00〜16:30(予定)【出演】宇川直弘×三原勇希×田中宗一郎×荘子it(途中から飛び入り)
パート2 17:00〜18:00(予定)【出演】宇川直宏、荘子it 、田中宗一郎
▶パート1のみチケット¥2,500配信時間14:00〜16:30(予定)【出演】宇川直弘×三原勇希×田中宗一郎×荘子it(途中から飛び入り)
▶パート2のみチケット¥2,500配信時間17:00〜18:00(予定)【出演】宇川直宏、荘子it 、田中宗一郎
アーカイブ販売、4月9日(日)23:59迄
※前回イベントURLhttps://www.loft-prj.co.jp/schedule/naked/229686